朝6時30分発の飛行機で香川へ向かうナツオ一家。
春休みシーズン&春節ということで、
羽田空港はなかなかの混雑。
子連れだと搭乗からして大忙しなので覚悟はしていたが、さすがはANA。
子どもに優しい。
「2歳以下のお子様連れの~」
という優先案内のおかげで余裕を持って入れる。
「赤ちゃん連れの~」
と流れると、
赤ちゃんって何歳までだ?
とただでさえ慌ただしいのに無用なストレスが発生するので、
しっかりとアナウンスしてくれると非常にありがたい。
早めに機内に入ってのんびりしているものの、
なかなか乗客がやってこない。
高松空港行きの飛行機はガラガラ。
日曜の朝から行く人は珍しいのか。
乗客が少ないからか、
キャビンアテンダントさんも何かと優しい。
ナツオに対していろいろと声をかけてくれる。
優しい女性に弱いのは男の子の本能。
ナツオは調子に乗ってジュースをすすめられるがまま。
そして、これが悲劇の元凶であった。
フライト時間は一時間強。
ナツオは興奮しつつも比較的おとなしい。
イクオものんびり機内誌を楽しんでいる。
特集も連載も読者投稿までおもしろいので、
ANAの機内誌は毎回楽しみ。
しかし、そんなお楽しみ時間も終了。
着陸の時を迎える。
と、気流の為か着陸寸前で強く揺れる機内。
ナツオはしっかりと妻に抱きついている。
そして着陸。
順番に降りていく乗客。
さあ、我々も、と思ったとたんにナツオが激しく嘔吐。
近年まれにみる嘔吐。
噴水のよう。
その後はなんともなかったので、
きっとジュースでたぷたぷな所に、
飛行機の揺れで酔ったのだろう。
嘔吐のパニックでナツオは号泣。
妻は嘔吐したジュースまみれの悲惨な状況。
しかし、さすがはおもてなしのプロ。
キャビンアテンダントさんがわらわらとやってきてはテキパキと対応。
ナツオをあやすものあり、
タオルを持ってきてくれるものあり。
優しい笑顔で接してくれるので本当に安心する。
結局、ナツオは機内で着替えさせてもらうことに。
せかすことなくナツオの相手をしていただき、感謝の言葉しかない。
最後は出口まで荷物を持っていただき、
ナツオに対して盛大なお見送りまでいただく。
おかげでナツオはすぐにご機嫌。
こうして香川での第一歩は、
トイレでナツオの洋服を水洗いすることから始まった。