最近のナツオのマイブームはくまもん。
神奈川出身のイクオとしては、
我が故郷のゆるきゃらである「あゆコロちゃん」に染めたいのが本音。
しかし、そんな父の願いもむなしく絶対的な王者に屈する。
きっかけは友人がお土産でくれたよだれかけ。
かわいらしいよだれかけだったのでよく使っていた。
すると、くまもん効果でやたらと声をかけられる。
そして、ナツオも意味がわからないまま気をよくする。
結果、くまもんのよだれかけがお気に入りになる。
一時期はあまりにもお気に入りすぎて、
お風呂に入るときでさえくまもんのよだれかけをつけたままのほど。
裸エプロンならぬ裸よだれかけ。
これはこれでセクシー。
そんなナツオに新たにくまもんの靴下をお土産でいただく。
当然、ひとめぼれのナツオ。
くまもん靴下をお気にいりすぎて
保育園の指定の靴をはいてくれないくらい。
円滑な保育園生活のために隠さざるをえなかった。
そして、そんなくまもんづくしのナツオに今度は人形のプレゼント。
そこそこ大きなくまもん人形をもらい、
これまた当然のごとく一発で一目ぼれ。
「もんもん、もんもん」
言いながら一緒に布団に連れていく。
そして、人形を布団の中に入れながら、
「もんもん、ねんね~」
と言って寝かしつけている。
悔しいがかわいい。
しかし、その後ろで倒れている
ふるさとの星、あゆころちゃんの視線が怖い。
あゆころちゃんの方がかわいいのに。
なぜにわかってくれないんだ。
父としてもどうも裏切っている感があって、
人形に目を向けられない。
そして、寝室には怖くておけない。
夜中に寝苦しさで目を開けるとそこには…・
なんてことを考えると怖くて眠れなくなる。