結局、祖父は帰らぬ人に。
米寿の誕生日の1日前に永眠。
祖父がいなくなったものの、
不思議と悲しさはなし。
入院してから毎週病院に行ったことで、
最期まできちんと向き合えたことと、
衰弱する過程をみて覚悟ができたこと
だからだろう。
それに孫からの贈りモノとして、
ひ孫であるナツオとの時間もこれまで
たくさんつくれたので悔いはなし。
初正月、初節句、1歳の誕生日当日、
そして病室に2回。
たくさん抱っこさせてあげられたし、
たくさん写真を撮ることができた。
呼吸マスクで苦しそうな表情ながらも、
必死で手を伸ばしてナツオの足に
ちょこんと触れている姿は神秘的であった。
祖父の遺影はナツオとの2ショット写真を加工することに。
孫誕生以来、ここ数十年で最高の笑顔
ということで親族満場一致で決定。
本当にいい笑顔。
これからはじいちゃんに代わって
ナツオがばあちゃんを笑顔にさせるので
どうぞ安らかに…。