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月→土勤務の外資系風バリキャリ妻と元気いっぱいの2人の息子たち。2012年度、2017年度と2回育休を取得。育児ブログです。

子連れで八ヶ岳に行ったら迷わずオオムラサキセンターへ行くべし。

今更ながらのGWのお話です。

 

復職して早々の今年のGW後半戦。保育園のパパ友に誘われて八ヶ岳へ旅行してきた。昨年もお誘いを受け、楽しかったと親子ともども話していたのを思い出してくれたらしい。今年はもうひと家族を誘ってナツオ@5歳の仲良し3人組でお出掛け。宿泊場所はホテルではなく庭付きロッジ。思う存分走り回れるし騒げる。食事は自炊だが働くパパさん、ママさんが3組もいればテキパキテキパキと物事は進んでいく。それにみんなでやれば何だって楽しいし美味しい。学生時代のノリで親子ともどもワイワイ。

 

観光も登山も目的ではなくのんびり滞在が目的の今回の八ヶ岳。道の駅で遊んだり、地元のスーパーで買い物したりと緩やかに過ごす。

しかし、そんな中でも熱烈に行きたかったのが「オオムラサキセンター」。昨年に連れていってもらってとっても楽しかったので今回もリクエスト。そして再度実感。子連れで八ヶ岳に行くならば絶対に行くべきだと思う。特にコンクリートジャングルで生まれ育った哀しきシティボーイ達は。

oomurasaki.net

 

去年も楽しかったのだが今年は男の子3人ということで更に楽しそうであった。

施設はよくある自然センターやビジターセンターのたぐい。それぞれの地域の動植物や自然の保護を目的としつつ、それらを紹介するような啓蒙活動を行っている。ここの施設は名前の通りオオムラサキ蝶に力を入れているのだが、それ以外にもとにかく楽しい催しが多い。そしてとにかく広い。最低でも半日。1日過ごすことも余裕で可能だろう。

 

この施設を一言で表すと「武骨」。洗練さやおしゃれさはないので「ファミリーで八ヶ岳リゾート満喫しています!いぇい!」なんてインスタ映えとは無縁。いやあえての戦略なのだろうか。居心地がいいと思ったのはインスタ蝿がいなかったからかもしれない。

観光施設ではないので売っている入り口で販売しているものも武骨。せっかくなのでオオムラサキをデザインしたグッズを用意すればバカ売れしそうなのに、そんな商魂はないのが美しい。だってお土産コーナーというか、入り口すぐの商品販売コーナーで売っているのは昆虫の標本だとか琥珀だとかカブトムシやクワガタを飼う時に必要となるような材木ばかり。スイーツやキャラグッズなど皆無。ただただ武骨。GWキャンペーンだからか有料でガラガラくじをやっていたがその商品も昆虫の標本。特賞は1万円だか2万円もするような立派なカブトムシの標本だった。ハズレなしでお得なようだが原価も市場価値も私にはわからない標本の数々。我が家のリビングに映えるとは思えない。そしてGWで賑わっているのに誰もが素通り。私の価値観は間違っていなかったようだ。

 

入場するとたくさんの標本やオオムラサキの飛んでいるケージ、とにかく大自然が迎えてくれる。500円程度でピザ焼き体験ができたりと企画も多数開催されている。

今回の目玉企画はどじょうのつかみどり。一人200円払って参加。小川にどじょうが放たれており、つかみ放題。そして一人2匹まで持ってかえってOK。どじょうのつかみどりなんて需要があすのかと思いきや、なかなかの混雑。子ども達が泥だらけでどじょうを追いかけている。ナツオ達も張り切って参加。私はレンタ@1歳を抱えていたので木陰で見学していたのだがとっても楽しそう。あのつかめそうでつかめないところが楽しいのだろう。ひたすらキャーキャー言っている。もうひたすら。どうしても小学生には勝てないので全然どじょうが捕れないのだが、そこはおおらかな施設。おじさんに「どじょうください。」とお願いするとバケツいっぱいのどじょうを指定の場所に放流してくれる。言いたいことは伝えないと。おかげでどじょうを捕まえられるかどうかは別としても、どじょうと遊ぶことはできる。そんなどじょう遊びがなかなか終わらないので私はレンタを抱えながら周囲を散歩。ハンモックがあったり、田んぼ遊びができたり、渓流で魚釣りができたりとひたすら自然遊びができる。武骨な施設だからか係員とおぼしき人たちは見当たらない。全てが自己責任。それでこそ自然。子どもだけだと危険な箇所も多いので保護者がついていく必要はあるが遊び方は本当に無限大。渓流は意外と急だし、岩もごつごつなので油断できないレベル。田んぼも小さい子だったら足をとられて転んだら窒息してしまいそう。でも、だからこそ楽しいんだろうな。田んぼやどじょう遊びができるのだがここは大自然。足を洗う水道などない。訪ねると川の上流で洗ってくださいと言われる始末。おおらかで本当に大好き。結局、子ども達は1時間以上もどじょう遊びに夢中になっていた。つかみどりはできなかったみたいだが、バケツですくうという暴挙に出て各自2匹ずつゲット。そして愛着がわいたのだろう。逃がせばいいのに持って帰ると言い張る。どじょうってどうやって飼うんだろうという大人の疑問をよそに子ども達はどじょうをもらって大喜び。本当に楽しかったよう。その後に昆虫の標本や生きているカブトムシ、クワガタと触れあってようやく退場。もうひたすら大満足。虫がいて、川があって、ひたすら走り回れる。子どもからみたら天国だろう。入場料プラスアルファで満足してもらえるので大人にも優しい。八ヶ岳に行ったら迷わずオオムラサキセンターに行くことを強くおすすめしたい。武骨でおしゃれさはないけれど子ども達は絶対に楽しめるはず。

 

注意事項は以下の通りです。

・着替えが必須(絶対に汚れます。濡れます)

・虫除けがあった方がよい(本当の自然です)

・駐車場が小さい(駐車場が小さいので要注意。すぐに埋まります。朝イチが理想。)

・お弁当持参がベター(館内に飲食コーナーはあるものの14時には閉店していました。ピザ焼き体験も14時終了。また、施設周囲に飲食店は見当たりませんでした。)

 

本当におすすめなオオムラサキセンター。子どもが楽しめるうちは何度でも行きたい。

 

さて、捕まえたどじょうはどうなったか?

夕食時に素揚げしてみんなで美味しくいただきました。

オオムラサキセンターを楽しんだ後は近くのスーパーで買い出しをしてみんなでバーベキュー。そしてバーベキューのメイン?としてどじょうを素揚げしていただくことに。クックパッドを駆使して調理方法を探しだし、レシピにしたがって調理。料理酒に浸して酔わせ、ぐったりさせる。そしてまな板の上のどじょうの内蔵を取り出して素揚げ。命をいただく。悲しむかと思いきや子ども達はもう割りきっていた。車中ではあんなに可愛がっていたのに。興味津々でどじょうの行く末を見つめている。食べると泥臭さがまったくなかった。大きいどじょうだと思ったらメスだったようでお腹にはたまごがぎっしり。味といい食感といいししゃもそっくり。目隠しでいただいたら確実に間違えるレベル。みんなで美味しくいただいた。思わぬ形で食育にもつながっていく。オオムラサキセンターに感謝である。

 

何もないから何でも楽しい。シティボーイには本当におすすめです。たまにだから楽しいんだろうな。