Call me Iqo.Pls!

月→土勤務の外資系風バリキャリ妻と元気いっぱいの2人の息子たち。2012年度、2017年度と2回育休を取得。育児ブログです。

子連れでイッテンヨン@東京ドームプロレス観戦。

今回は究極の自己満足記事です。

 

はじめに。

2018年1月4日は忘れられない日となった。小学校の頃から夢見ていたイッテンヨン闘強導夢についに行けたからである。しかもナツオ@5歳を連れてである。25年越しの夢がようやく叶った日となった。当時神奈川在住の小学生に東京ドームは遠すぎる。イッテンヨンはあくまでもテレビの中の世界の話であった。インターネットも普及していない時代。楽しみは翌日にスポーツ新聞を購入して紙面から試合内容を想像すること。たった数行の結果記事をもとに弟とあーだこーだ議論していた。情報は多ければいいというものでもない。情報がないからこそ楽しめた。楽しい正月だった。

高校、大学となるとK-1やPRIDE全盛期。いつしかプロレスから離れていたが、時間のあった5年前の育休時代に再びプロレスに回帰。やっぱりプロレスはおもしろい。そしてイッテンヨンに対して募っていく思い。今なら東京ドームは近い。お金もある。時間だけがない。しかし、現在は育休のセカンドシーズン中。仕事初めもなにもない。行くならば今しかなかった。ナツオを連れて行けばOKとの妻の了承を経ての電撃参戦となったのである。

ちなみにイッテンヨンとはものすごく簡単に言うと、毎年1月4日に開催される新日本プロレス最大の祭典のこと。前年の闘いの全てはこの日に終わり、新年の物語はここから始まっていくと言っても過言ではないほどの大きな大会、と言うかお祭り。

私にとってのプロレスは受けの美学であり、最強ではなく最高を目指すもの。したがって、正直誰が強いかにはあまり興味がない。技を受けても受けても立ち上がって会場を沸かす。どれだけサイコーなのかだけが重要なのである。

 

16:00東京ドーム到着。

当日ははやる気持ちを抑えて、日中はひたすら妻に奉仕。妻の寛大な心遣いがなければ夢が実現しなかった。全力で掃除片づけ洗濯を行う。今日だけは苦にならない。

さっさとやることやって東京ドームへ向かう。16時開催の第ゼロ試合から観戦したいが今日は長丁場。息子の機嫌をとっておかなければならない。飽きてきた時のナツオの暇つぶし用に書店でテレビくんを購入。さらに仮面ライダービルドの食玩も購入。時は来た。さぁ会場へ、と向かおうとすると、ナツオが現在夢中の忍たま乱太郎の限定ショップが開店中。今日だけは特別だ。ナツオの気分に任せて店内を物色。そしてレンタ@10ヶ月を一緒に面倒見てくれている義母にお土産を購入して出て行く。みんなに感謝。

そしてそしてついに会場へ。ドキドキしながらドーム内へと入っていく。この場所をどれだけ長いこと夢見ていたことか。この一歩は小さいが、私にとっては偉大な一歩である。

席は内野席の前から3列目の良席。そして通路側なのでナツオを膝の上に抱えながらも余裕があるし、飽き始めたらドーム内に戻ることも容易。購入時に席指定ができなかったので通路側の席が指定されるまで何度も何度もチケット購入サイトを覗いた甲斐があった。この為に複数のチケットサイトの会員になり、数分おきにログインしては指定される席を確認していた。全ての作業が報われた気がする。チケット価格は発券手数料等を含めると約10,000円。安くはないが25年分の夢で割ると1年あたり400円、1日あたり1円強の積み立て、そう考えると格安。そもそも夢に値段はつけられない。
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16:30観戦開始。

第ゼロ試合の後半からの観戦となったが、席に着くとちょうど天山、小島といった好きだった選手が闘っていた。「いっちゃうぞ、バカヤロー!」と会場で叫べて大満足。私の叫び声にナツオは水筒を吹き出しては私を二度見。熱くなっている父親にびっくりしていた。終盤にはUWFのテーマが流れてカッキー登場。カッキーカッターに揺れる会場。至福だ。ようやく第ゼロ試合が終わったところだがもう帰ってもいいくらいの高揚感に包まれる。ここが夢の続きの場所か。

さすがはイッテンヨン。入場シーンがとにかくド派手。ドーム内で炎があがったり、花火!がうち上がったり。レーザー光線と爆音の演出にナツオはポカンと口をあけてみている。全てが新鮮すぎるよう。「なんで花火が?炎は熱くないの?あのビームにあたっても死なない?」次から次へと質問が飛んでくる。よかった。この感動はテレビでは味わえない。ここに連れてきてよかったよ。


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そして選手の退場通路の目の前ということで、たくさんのレスラーが通っていく。プロレスラーの肉体美にも感動しているナツオ。「僕も柔術を続ければあんなカッコいい体に慣れるかな?」なんて聞いてくる。いいぞナツオ。強くなれ。
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観戦中のナツオの様子。

とにかくド派手な演出を楽しんでいたナツオ。試合中はバチバチというチョップやキックの音、ドスンという投げ技の音が心地よく響いてくる。ナツオは柔術特訓中ということもあり、受け身についてよく見ていた。着眼点が渋すぎるぞ。

しかししかし、やはり5歳児には長すぎる模様。途中途中で飽き始めてしまう。試合の合間合間に退出してドーム内を探検しながら休憩。フロアのテレビモニターで試合を流してくれているので、アイスを食べさせたりしながらのんびりとテレビ観戦できる。プロレス歴がそこそこあるので、試合の流れはある程度つかめる。ナツオが飽き始めた後半は入場シーンを見てから休憩し、モニターで様子を見て試合終盤になったら席へ戻るの繰り返しとなった。これも席が通路側で出入りが容易だったからこそなせるわざ。時間かけた甲斐はあった。

 

22:00試合終了から帰宅まで。

メインイベントが終了したのは22時。これまた5歳児には遅い時間。席でもう少しこの余韻に浸っていたいところだが、ナツオの就寝時間を考えると一刻も早く帰りたい。しかしこの日の観衆は34,995人。もの凄い人。出口に向かってドーム内に行列ができている。結局ドームを出るまでに10分もかかってしまった。そしてこの流れで水道橋駅までも人が連なっていたので春日駅から帰宅することに。春日駅は混雑することもなく、電車にも余裕で乗れた。私もナツオもテンション高かったので、盛り上がりながら帰りは早足。22時40分には帰宅することができ、23時過ぎには入浴も終えて気持ちよく就寝することができた。やっぱり疲れたのだろう。ナツオは一瞬で寝入る。今日はいい夢見ろよ。

 

おわりに。

イッテンヨンの衝撃はナツオに強烈なインパクトを残したみたいで、今でもことあるごとに「プロレスラー凄かったよ!東京ドーム最高だったよ!」と妻やお友だちに言っている。連れて行って良かった。

会場内ではナツオと同じくらいの子どもも多く、どの子もプロレスファッションに身を包んでいてかわいらしかった。みんな親に連れられて親につきあっているのだろう。未収学児にしてなんて親孝行な子ども達なのだろう。我が家はいつも通りの服装だったのでうらやましく感じる。今度は親子でライオンマークをきめていきたいものである。

総じて満足だったのだが不満事項は終了時間が思っていた以上に遅かったこと。どれも好試合だったのでしかたないのだけど、遅くても21時30分には終了して欲しかった。マイクパフォーマンスが最終試合だけだったので本当にぎっちぎっちのスケジュールだったのはわかる。わかるんだけど、開始時間を早めてでもなんとかしてほしい。

それでも大大大満足だったイッテンヨン。子連れには子連れの楽しみがある。強いってどういうことなのか少しはナツオにも伝わってくれただろうか。更なる夢の続きは真夏の祭典のG1かな。また行きたいなぁ。

プロレスにはいつだって夢がある。